県道17号線、沼津市大瀬崎から井田地区を経由して戸田に向かう途中、
「出会い岬」と「夕映えの丘」の中間地点付近から山側斜面に潜入しました。
潜入地点は「ミの王丁場(みのわちょうば)」と「内内匠丁場(うちたくみちょうば)」に挟まれた「外内匠丁場(そとたくみちょうば)」です。
現存する石丁場内に入ると目前に築城石ワールドが拡がりました。
担当大名家は徳川御三家の一角、紀州徳川家です。
勝呂家文書では、寛永六年の江戸城普請の採石丁場を紀州徳川家からの預かり丁場とした記載が残っています。
写真の石材は石面にヒビが入り、まばらな矢穴が開けられていることから、
矢穴を開ける練習に使用されたのではないかと思われます。