「羽柴越中守石場」が刻まれた大岩から約30m前方、宇佐美の海岸が見渡せます。 足下には細かく砕かれた割石。 地形から推察して、切り出された石を運び出した経路が推察出来ます。 眼下に見える左右の斜面からも石材を修羅道まで引きずり出して、 宇佐美の海岸まで運んだことが覗えます。 ナコウ山山頂付近にあった大型自然転石の多くは、 角石や角脇石、天端石として修羅道を経由、積船され江戸まで運ばれたのでしょう。