矢穴幅は比較的小さいのですが深い矢穴が開けられています。
採石当時、開けた矢穴にお米を入れて石工の給金としていました。
慶長時代、矢穴に入れる楔は木製であったため大きな矢穴を開ける必要があったのですが、
金属製の楔に道具が進化すると小さな矢穴で石材を割ることが出来たのです。
つまり、石工の給金が減っていったのですが、矢穴を深く開けることで配給される米の量を増やしていたのでしょう。