桜ヶ洞石丁場からの帰り道、畦道をテクテク歩いていると、
右側に沢が流れはじめます。
畑を造成しようとした痕跡があり、平地に整備されていますが見え隠れする斜面に巨石が存在しています。
沢はやがて用水路に姿を変えますが、
用水路が始まるコンクリートに矢割石が組み込まれていました。
矢割跡は大型で慶長時代の採石跡です。
桜ヶ洞石丁場を形成する横磯川からは、かなり距離が離れています。
用水路以降は住宅街として造成されていますので江戸城築城石採石当時の面影は全くありませんが、
地勢から大規模な石丁場があったことは間違いありません。