昭和40年代、伊東市湯川海岸に流れ込む横磯川河口付近の磯に、

大量に残されていた矢穴石が桜ヶ洞石丁場の発見に繋がりました。

現在では埋め立てられ道の駅ができ、磯はコンクリート石材で埋め尽くされ当時の面影は全くありません。

日本最大の城郭、江戸城の石材切出し石丁場という貴重な文化財であることは当時、認識されていなかったのです。

神奈川県西部から熱海市、伊東市、東伊豆町ほか伊豆各地の山中には未だ四百年前の痕跡が現存していますが、

高度経済成長、バブル景気の煽りを受けて大規模に破壊されてしまったのも事実です。

破壊行為は現在でも続き、貴重な石丁場が失われつつあるのが現実なのです。

関連する行政は何に変えても破壊行為を止めなければなりません。

そして、貴重な石丁場をはじめて見る人たちに感動を与え続けていきましょう。


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