磯辺山石丁場最上部付近には、人の手によって整備されてと思われる古道が存在しています。

土砂崩れや土砂の流出、転石などで古道は全貌を見せてくれません。

確認出来るのは、ほんの一部です。

伊豆東海岸沿いには平安時代頃から利用されていた東浦路が熱海から下田まで存在していました。

磯辺山石丁場最深部で確認出来る古道、筆者推測ですが「東浦路」ではないかと思います。

古道直上の急斜面、大型転石が見え隠れしていたのです。

古道と尾根が交差する箇所から急斜面に向かいました。

今まで数千の江戸城築城石残石をみてきた直感でしょうか。

斜面上の転石が視界に入った瞬間「何かある」と思ったのです。

存在していたのは「○に久」の大型刻印でした。刻印径は斜面直下に存在する刻印同様、30cm近くあります。


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