矢割石、谷穴石の巨石が連なる急斜面を命懸けで降りきり、目の前の現れた巨石の石面を見て驚愕。
大型矢穴と矢穴を開けるためのケガキ線が描かれた石面を目の当たりにしたのです。
この岩体の背後から斜面を下ってきたため、
反対面に驚愕の痕跡があるとは思いもしませんでした。
これだけの江戸城築城石残石ですから、周知の巨石かと思っていましたが、
斜面を降りきったところで声を掛けていただいた土地の所有者の方も知り得ない巨石だったのです。
東伊豆町発行の資料にも記載はなく、
周辺は未踏査エリアで新発見の矢穴巨岩であることを確認したのです。
斜面途中に水道使用と思われるパイプが走っていましたので、
パイプを施工した方は、この巨大な矢穴岩を目にしていたと思われます。